【6月25日 AFP】2012年の次期米大統領選の候補者とも目されていた米共和党のマーク・サンフォード(Mark Sanford)サウスカロライナ州知事(49)は24日、前週数日間にわたって行方をくらませていたことについて釈明の記者会見を開き、不倫相手と一緒にアルゼンチンに滞在していたことを告白した。

 サンフォード知事は前週、5-7日間姿を消しており、側近や妻でさえも居所を確認できない状態だった。側近が一度は「アパラチア山脈にハイキングに行った」と説明し、後に撤回するなどしたため、メディアでさまざまな憶測が飛び交っていた。

 記者らが詰めかけた会見で、同氏は謎の失踪について当初、「うっぷんがたまっていた」「最近の立法議会で精神的に疲れていた」などと釈明、妻や4人の子ども、友人、支持者や有権者らに対する謝罪をくりかえした。しかし最終的に、「要するに、わたしは妻に対して不誠実だった」と述べ、不倫旅行だったことを認めた。女性とは8年前に知り合い、主にメールで連絡を取る友人だったが、1か月ほど前から不倫関係になったという。

 サンフォード知事は共和党全国知事会の会長を辞任する意向を示したが、州知事を辞任するか否かについては回答を拒んだ。

 共和党では16日、将来を期待されていたジョン・エンサイン(John Ensign)上院議員(ネバダ(Nevada)州選出)が不倫を認めたばかり。(c)AFP/Sara Hussein