【6月18日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は17日、同性愛の連邦政府職員のパートナーに対する手当を拡充し、異性同士の夫婦の職員と同じ福利厚生の一部を適用する大統領覚書に署名した。

 連邦政府職員と同居する同性愛パートナーについて、介護保険などの手当を認めるほか、病気になったパートナーの看病をする場合は有休休暇の取得が可能になる。外交官のパートナーは、海外の赴任地にある外交官用の医療施設の利用が可能で、住宅手当も受けられるようになる。

 一方、完全な健康・生命保険は適用されない。オバマ大統領は、異性同士の夫婦と全く同じ待遇となるよう、議会に諮って実現にこぎつけたいとしている。(c)AFP/Stephen Collinson