【6月13日 AFP】大西洋上で1日に墜落したエールフランス(Air France)AF447便のブラックボックスの捜索について、ブラジル軍当局は12日、捜索範囲を半径70キロに絞ったと発表した。

 ブラジルのレシフェ(Recife)市の主要港から北東に約1352キロの地点で、フランス軍の艦艇3隻が音波探知機を使ってブラックボックスを捜索しているという。フランスの原子力潜水艦「エムロード(Emeraude)」も10日現場に到着し、捜索に加わった。現場の水深は3500メートルほどだという。捜索は少なくとも19日まで行われる。

 最初に回収された機体の残がい37点は現在、レシフェ空港の格納庫に保管されている。フランスの調査官が14日にレシフェを訪れ、破片をまずブラジルで調査するか、それとも直接フランスに運ぶか決めるという。

 12日、新たに6人の遺体が収容され、これまでに収容された犠牲者は50人となった。(c)AFP