【6月8日 AFP】(9日写真追加、記事更新)全仏オープンテニス2009(French Open 2009)男子シングルス決勝。大会第2シードのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)は、大会第23シードのロビン・ソデルリング(Robin Soderling、スウェーデン)と対戦。フェデラーは6-1、7-6、6-4で大会初優勝を果たし、ピート・サンプラス(Pete Sampras、米国)氏の持つグランドスラム最多優勝記録(14勝)に並ぶと同時に、史上6人目の生涯グランドスラム(4大大会全制覇)を達成した。

 3大会連続で宿敵ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に決勝で敗れていたフェデラーは、皮肉にも4回戦で大会4連覇中のナダルを破ったソデルリングを下し、全仏11度目の挑戦でついに初制覇を果たした。

 全仏初制覇によりフェデラーは、フレッド・ペリー(Fred Perry)氏、ドン・バッジ(Don Budge)氏、ロッド・レーバー(Rod Laver)氏、ロイ・エマーソン(Roy Emerson)氏、アンドレ・アガシ(Andre Agassi)氏に続き生涯グランドスラムを達成した。

 1999年大会で優勝したアガシ氏からトロフィーを授与されたフェデラーは、スイス国家が演奏される中で涙を流し「恐らくこれまでで最高の勝利。大きなプレッシャーがあった。私はやり遂げた。驚くべきことだよ」と喜びを語っていた。(c)AFP/Dave James