【6月6日 AFP】カナダの大御所ポルカ歌手、Walter Ostanekさんは5日、全米レコード芸術科学アカデミー(Recording Academy)がグラミー賞(Grammy Awards)の再編成にあたってポルカのカテゴリーを撤廃することに対し、仰天していると語った。

 50年におよぶキャリアの中で、Ostanekさんはグラミー賞に21回ノミネートされ、1992年の初受賞を含め、『35th Anniversary』、『Accordionally Yours』、『Music and Friends』の3枚のアルバムでグラミー賞を受賞した。また、カナダで民間人の受勲できる最高の勲章「カナダ勲章(Order of Canada)」の「メンバー」を受勲している。

 Ostanekさんは、CTVテレビのインタビューで「悲しいよ」と述べ、また、カナダの公営放送局、カナダ放送協会(Canadian Broadcasting CorporationCBC)に対し、「われわれの音楽を(グラミー賞に)含める余地はあるはずだ」と語った。

 全米レコード芸術アカデミーは、声明で、ポルカのカテゴリーの撤廃について、「グラミー賞が、現代の音楽シーンを反映し続けるために必要」と説明した。

 ほかにも、ベスト・ラテン・アーバンとベスト・ラテン・ロック/オルタナティブのカテゴリーが1つにまとめられた。また、フォークのカテゴリーは、「アメリカン・ルーツミュージック」と名称変更された上で、2つに分割された。

 2010年1月31日開催予定の来年のグラミー賞授賞式では、109の賞が発表されることになる。

 ポルカ音楽は、ダンス音楽の1つで現在のチェコでうまれた。ドイツのビールの祭典「オクトーバーフェスト(Oktoberfest)」との関連で話題になることが多いが、ポルカのアコーディオンの旋律は、カナダや米国中西部、五大湖周辺で今も人気を博している。(c)AFP