【6月4日 AFP】マレーシアで夫であるスルタン(イスラム王侯)の王子(31)による虐待に耐え切れないと、妻の10代のインドネシア人モデルが訴え、夫から逃走した件で、マレーシアの王室関係者は妻側の主張について「夫婦間の個人的な問題」だと深い関与を避ける姿勢をみせている。

 前年、マレーシア・クランタン(Kelantan)州のスルタン、テメンゴン・モハマド・ファフル(Temenggong Mohammad Fakhr)王子と結婚したインドネシア人モデルのマノハラ・オデリア・ピノ(Manohara Odelia Pinot)さん(17)は1日、結婚以来、望まない性行為の強要や虐待を受け、性奴隷のように扱われてきたと報道陣に語った。

 マノハラさんは5月末、シンガポール滞在中に護衛の監視を逃れてホテルから脱走し、インドネシアの家族のもとへ帰り、一連の話を公にした。

 王室担当庁の高官は3日、王室周辺関係者として初めて発表したこの件に関する声明で、「クランタン州の王室がこの件について調査しているが、これまでのところは、法の定めに従って解決されるべき夫婦間の個人的問題ととらえている」と明かした。

 また王子の友人が、マノハラさんが自分の意思で外出することは許されていたと語り、王子に関する作り話をするようマノハラさんに仕掛けているのは、マノハラさんの母親だと非難したことについて、同高官は「この友人の個人的見解の域を出ないもの」と距離を置いた。(c)AFP