【6月4日 AFP】およそ100万年前の極めて保存状態の良いマンモスの骨格化石が、セルビア東部の遺跡で発見されたと、地元メディアが3日報じた。

 骨格化石は、ドナウ(Danube)河畔にあるビミナキウム(Viminacium)の遺跡の発掘中に発見された。頭蓋(ずがい)骨がわずかに欠損している以外はほぼ原形をとどめており、体高は4メートル以上、体重は10トン以下と推定される。

 考古学者らは、発見場所の地層から、化石は約100万年前のものと見ている。このマンモスは、北アフリカから欧州南部へ移動中にドナウ川のそばで息を引き取ったと考えられるという。(c)AFP