【6月4日 AFP】イタリア・セリエA、ACミラン(AC Milan)のオーナーを務めるシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)伊首相が3日、6500万ユーロ(約89億円)でレアル・マドリード(Real Madrid)への移籍が報じられるカカ(Kaka)はミランの選手であることを強調した。

 スペインのラジオ局カデナ・セル(Cadena Ser)は2日、レアル・マドーリードのフロレンティノ・ペレス(Florentino Perez)新会長が、ミランのアドリアーノ・ ガッリアーニ(Adriano Galliani)副会長とカカの父親で代理人であるボスコ・レイテ(Bosco Leite)氏と契約書に調印したと報じていた。

 これに対しベルルスコーニ首相は、カカのレアル・マドリード移籍合意について「まだ何も決まっていない」と強調し、6日に行われる2010年サッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)南米予選のウルグアイ戦のためブラジル代表に合流している同選手の帰国後の8日に会談することを明らかにした。

 ベルルスコーニ首相は国営放送のイタリア放送協会(RAI)で「カカとは8日に会うので、その後でお伝えする。将来やどのようなキャリアを求めるかを決断するのは常に選手だ」と強調しており、当時親密な関係にあったものの、最後は2006年にチェルシー(Chelsea)に移籍したアンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)に言及し「私はできることすべてをやったが、最終的に彼(シェフチェンコ)が決断を下した」と語った。また、ミランからレンタルで加入したボルドー(FC Girondins de Bordeaux)への完全移籍を選択したヨアン・グルクフ(Yoann Gourcuff)への失望をあらわにした。

 カデナ・セルは、カカとレアル・マドリードとの契約は5年で年俸は900万ユーロ(12億3000万円)と伝え、同2日イタリアのANSA通信は、ベルルスコーニ首相が「彼ら(レアル・マドリード)は多額のオファーを提示しているので、カカをミランにつなぎとどめられるか分からない」と語ったと報じていた。

 なお、ミラン前監督のカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)氏が新監督に就任したチェルシーは、カカに移籍金8500万ユーロ(約116億円)、年俸1000万ユーロ(約13億7000万円)を提示したとの3日の報道を否定している。(c)AFP