【6月1日 senken h】鑑賞するから「買う」へ、眺めるから「触れる」へ――アートの世界がぐっと身近になってきた。多様なアート体験は心もからだも刺激し、平板な毎日に彩りを添える。アートが誘うカラフルな世界へいざ出発。

■GOODS:定規からビブまで 日常生活にとりいれて

―アマブロ

 “赤ちゃんだってキメたい日がある”がキャッチコピーのビブはネクタイやリボン、ジュエリーなど楽しいプリントがキュート。暮らしの中に気軽に取り入れられそうな、実用性も兼ねたアートなお皿「soil」シリーズ。
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―シボネ

 「野原で花が1cm間隔で並んでいたら、横になって身長が測れる」とデザイナーが思い作ったのがこの定規(幅300mm×奥行き8mm×高さ40mm)。透明なアクリルの中に花が1cm間隔に並べられる。太陽が当たらない場所にもいつも瑞々しいグリーンを。葉っぱのマグネット。
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―iida

 ケータイもアートへ。KDDIが水玉モチーフのアートで知られる芸術家、草間彌生とコラボレート。通常の携帯電話では考えられない手間をかけたという。写真の「私の犬のリンリン」は、背中のフタをとると、同じ模様の携帯電話が。販売時期等は未定。
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―トーキョー カルチャート by ビームス

 「ワイトロフィー」のトロフィーは、精巧に作り込まれたリアルな馬の表情がポイント。他にも像やウサギなどさまざまな動物シリーズが揃う。ミニサイズの「イラネア」のフィギュアは透明感あふれるカラフルな色合いとちょっととぼけた表情が可愛い

■EXPERIENCE:アートを体感し心とからだを解放

―森美術館「万華鏡の視覚」

 常識を疑い、多様な視点を得る手助けをしてくれるのもアートの役割のひとつ。例えば現在、森美術館で行われている「万華鏡の視覚」は、人間に感する根源的な問いに対してあらゆる可能性を探る作品がずらりラインアップ。視覚だけでなくさまざまな感覚を刺激してくれるはずだ。
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―Bunkamuraザ・ミュージアム「奇想の王国 だまし絵展」

 トロンプルイユ(目だまし)と呼ばれる絵画の系譜は17世紀以降に発達したもので、今やひとつのジャンルとして定着。Bunkamuraザ・ミュージアムで6月13日から開催される「奇想の王国 だまし絵展」では古典作品からダリら近現代の作家まで幅広く展示。技巧を凝らしたトリックアートを楽しみたい。
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―ダイアログ・イン・ザ・ダーク

 「目で見ない展覧会」と紹介されたこともある「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、視覚障害者のアテンドのもと、真っ暗闇の空間のさまざまなシーンを体験するエンターテインメント。最大で8人の参加者とアテンドが視覚以外の感覚で互いに意思疎通を図る体験は得がたいものだ。
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■PERSON:話題のヒトが広げるアートの世界

―東信

 フラワーアーティスト、東信が東京・表参道のGYREで「Distortion×Flowers」を開催。さまざまな音のゆがみを作り出すエフェクターに、その音色から受けたインスピレーションで花々を生ける。5月15日~6月7日。入場無料。
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―山本太郎

 ニッポン画家、山本太郎がJR京都伊勢丹で初の回顧展を開催。和と洋が混在する近代日本のカオス世界を描いた約50点を一堂に展覧。5月22日~6月14日まで。
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■TRIP:アートな旅へふらりおでかけ

―混浴温泉世界 別府現代芸術フェスティバル2009

 湯けむりの中に混在する聖と俗や移民文化――日本屈指の湯の町・別府は、いたるところに不思議が顔をのぞかせる港町。そんな街で、多様な現代アート祭「混浴温泉世界 別府現代芸術フェスティバル2009」が展開されている。鑑賞者はパスポートと地図を片手に、点在したアート作品を探索。その途上で街が垣間見せる、さまざまな表情と出会うことになる。 6月14日まで。
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―大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009

 新潟・越後妻有地域の里山を舞台に3年に1度開催される世界最大の国際芸術祭が「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」。アートを媒介に、里山など地域にあるさまざまな価値を掘り起こして世界に発信し、地域再生の道筋を築いていくことを目指している。ワークショップも用意されており、鑑賞者でなく協業者としてアートに触れられるのもうれしい。7月26日~9月13日開催。(c)senken h
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◆特集:senken h 94