【6月1日 senken h】鑑賞するから「買う」へ、眺めるから「触れる」へ――アートの世界がぐっと身近になってきた。多様なアート体験は心もからだも刺激し、平板な毎日に彩りを添える。アートが誘うカラフルな世界へいざ出発。

■ファッションとアートを融合したショップ Land Of Tomorrow ランドオブトゥモロー青山店

 トゥモローランドが3月末にオープンした新店は、地下から2階までの売り場随所にアート作品を散りばめたユニークなショップだ。カジュアルだけどエレガントさを感じられるメンズ、レディスの洋服や雑貨がそれらのアートと融合していて、居るだけで五感が刺激されそう。5月30日~6月5日にはビンテージサングラスフェアを開催。「ペルソール」や「イヴ・サンローラン」など120本にもおよぶ高質な1点ものを集積し販売する。
◆公式サイト

■裾野広がる市場 「アートも買う時代」が本格化(アートフェア東京 エグゼクティブ・ディレクター 辛美沙さん)

 「画廊の見本市」として毎年春に開催される「アートフェア東京」。回を重ねるごとに規模、来場者数とも増え、このほど終わった4回目は過去最高の出展者数と来場者数を記録した。「アートを所有することがライフスタイルの一部になりつつある」と辛さんは話す。

 「もともと日本人はアートを見るのが好き。企画展に来る人数のランキングは実は世界一だ。とはいえ、これまでは欧米人のように買う行為にまではいかなかった。我々はアートを産業に発展させるために『見るから買う』へのキャンペーンを続けてきたが、これがじわじわ浸透してきている。単価は安いとはいえ、これだけ普通の人がアートを買っている国は少ない。それが若い人にまで広がってきた」。

 「初めて買おうという人は画廊の人と話をしてみるのがいい。素直に好みや払える金額を伝えれば、その時マッチする商品がなくても後々も情報をくれる。そんな切っ掛けからアーティストと直接話す機会もできるだろうし、アートとかかわる楽しみも増えるはずだ」。

■東京のカルチャーを世界へ発信 TOKYO CULTART by BEAMS トーキョー カルチャート by ビームス

 CULT(熱狂)とCULTURE、ARTを組み合わせた造語であるトーキョーカルチャートは、著名アーティストから若手までの多種多様な作品を展示・販売するビームスの新しいプロジェクト。クリエーティブオフィスをイメージした店内に並ぶ作品は、東京らしく混沌としたラインアップだ。手軽に買える値段のものも少なくないから、日常生活に取り入れてみたい。(c)senken h

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