【5月27日 AFP】マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が26日、FCバルセロナ(FC Barcelona)との欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)決勝戦を、獲得を望んでいるレアル・マドリード(Real Madrid)にアピールする場として使用するつもりがないと明かした。

 2008年夏、クリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードへの移籍願望を公にしたことで、マンチェスター・ユナイテッドとレアル・マドリードは長い争奪戦を繰り広げた。

 スペイン国内では最近、クリスティアーノ・ロナウドがシーズン終了後にレアル・マドリードへ移籍するのではないかという憶測が再び流れている。

 それでも、クリスティアーノ・ロナウドは「スペインリーグは好きだけれど、僕が今現在世界最高峰だと思っているプレミアリーグもイングランドも心地よい」と語り、マンチェスター・ユナイテッドでの現状に満足していることを明かし、憶測を一蹴した。

 試合に関する話題の多くは、クリスティアーノ・ロナウドとFCバルセロナのリオネル・メッシ(Lionel Messi)の世界最高の選手を決める個人対決に向けられている。

 しかし、クリスティアーノ・ロナウドは「勝つことができれば、われわれの誰かが(世界最優秀選手になる)チャンスを得るに違いない。今シーズン、チームの何人かの選手は素晴らしいプレーをしてきたし、(世界最優秀選手を)勝ち取るに値すると思う。でも、今はそれに興味は無い。それ以上に手にしたいのはチャンピオンズリーグだ。バルセロナは素晴らしいチームだし敬意を払うけれど、マンチェスター・ユナイテッドが最強のチームであるということを明日証明する」と、個人的の対決には関心が無いとした。(c)AFP/Barnaby Chesterman