【5月13日 AFP】イタリアの首相でACミラン(AC Milan)のオーナーを務めるシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)氏が12日、(2008-09シーズンの)リーグ戦での優勝の可能性がほぼ消滅した責任がカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督にあるとし、監督を批判した。

 ミランはまだ数字上では優勝の可能性を残しているが、インテル(Inter Milan)が残り3試合で1勝すればリーグ4連覇が決まり、その時点でミランのシーズンは終了する。

 公務で滞在するエジプトのシャルムエルシェイク(Sharm el-Sheikh)でベルルスコーニ氏はアンチェロッティ監督に対し突如として批判を展開したと、伊レプブリカ(La Repubblica)紙が伝えている。

 同紙でベルルスコーニ氏は「もし今年スクデット(リーグ優勝)を獲得できなければ、その失敗のすべての責任はアンチェロッティにある。ミランの抱える選手であれば、我々はたやすくインテルより上にいるはずだった。今年は何度も戦術に誤りがあった。我々には多くの素晴らしいドリブラーがおり、偉大なドリブラーである彼らを起用すべきだったが、代わりにその真逆のことをした。試合終了間際にあまりに多くのゴールを奪われた」と語ったとされている。

 ベルルスコーニ氏の発言は、ミランと契約をあと1年残しているアンチェロッティ監督がシーズン終了後にレアル・マドリード(Real Madrid)かチェルシー(Chelsea)の監督に就任するという、イタリア国内で広がる憶測にさらに拍車をかけるであろう。

 ミランの5シーズンぶりのリーグ優勝への望みは、インテルに勝ち点差14をつけられた4月上旬の時点で途絶えていた。しかし、ミランはその後、勝ち点差を7にまで縮めたが、前節ホームでユベントス(Juventus)と引き分けて勝ち点差を5にすることができなかった。

 ミランの唯一の目標は、2009-10シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)にグループリーグから出場するため、残り3試合であと1勝を挙げて3位以上を確定させることのみとなっている。(c)AFP