【5月12日 AFP】国際テニス連盟(International Tennis FederationITF)は11日、3月に開催されたソニー・エリクソン・オープン2009(Sony Ericsson Open 2009)で行われた薬物検査でコカインの陽性反応が検出されたリシャール・ガスケ(Richard Gasquet、フランス)を、暫定的に出場停止処分とした。

 ITF反ドーピング委員会のスチュアート・ミラー(Stuart Miller)氏は「彼の暫定的な出場停止処分は今日(11日)から始まる」と発表している。

 身の潔白を証明する意向を明らかにしているガスケは、3人の独立機関の専門家で構成されるITFの聴聞会に出席することになるが、聴聞会の日時や場所はまだ決まっていない。ドーピング違反が確定すれば、ガスケは2年間の出場停止となる。

 ガスケは、肩の負傷により、同大会の出場を辞退していた。(c)AFP