【5月9日 AFP】フィギュアスケーターのサーシャ・コーエン(Sasha Cohen、米国)が、2010年バンクーバー冬季五輪で自身3度目の五輪出場を目指し、競技復帰する見通しとなった。

 トリノ五輪のフィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得した現在24歳のコーエンは、再び五輪でのメダル獲得を望んでいる。

 コーエンは「口だけで何もしない人間になるのは嫌です。決断する時期が来ただけで、本当に強いものを感じているし、ワクワクしています。今回が私にとって最後のチャンスですし、この機会をみすみす逃したくはありません」と話している。コーエンは公式には引退を発表していないが、2006年以降は大会に出場していない。

 バンクーバー五輪への出場を熱望していたコーエンだが、地元ロサンゼルス(Los Angeles)で3月に開催された09世界フィギュアスケート選手権(ISU World Figure Skating Championships 2009)には出場していない。

 コーエンは、「人の個性はそれぞれです。すべてはチャレンジを受け入れる気持ち次第です。何が起こるか分からないですが、これこそ私のやりたいことですし、失敗を恐れることで挑戦を止めたりはしません」と話している。

 直近の五輪でのメダリストとしてコーエンは、次回の米国選手権に無条件で出場できる。同選手権から2選手が米国五輪代表に選出される。(c)AFP