【5月8日 AFP】新型の「インフルエンザA型(H1N1)」の感染が拡大している問題で、中曽根弘文(Hirofumi Nakasone)外相は8日の記者会見で、米シカゴ(Chicago)在住の日本人男児(6)の感染が確認されたと発表した。

 日本人への感染が確認されたのは初めて。外務省によると、男児はすでに回復しているが、感染経路は分かっていないという。

■パンデミックなら3人に1人感染

 世界保健機関(World Health OrganisationWHO)や各国の発表によると、これまでに確認された感染者数は26か国、2300人以上に上り、46人が死亡している。

 WHOは7日、新型の「インフルエンザA型(H1N1)」のパンデミック(世界的大流行)が発生すれば、世界の3人に1人が感染するとして、改めて警戒を呼びかけた。

■ワクチン、2-3週以内にマウス試験へ

 新型インフルエンザに対応するワクチンについて、開発にあたっている米パデュー大学(Purdue University)のミッタル(Suresh Mittal)教授は同日、2-3週以内にマウスで効果を確認し、数か月以内に製造準備ができるとの見通しを示した。

 同教授と米疾病対策センター(US Centers for Disease Control and PreventionCDC)職員らによる開発チームは、H5N1型鳥インフルエンザ対応ワクチン製造で同教授が開発した手法を用い、ワクチンの迅速な開発を目指しているという。(c)AFP