【5月8日 AFP】ケニアのナイロビ(Nairobi)郊外にあるアフリカ最大のスラム、キベラ(Kibera)で、捨てられたビーチサンダルなどのゴム製品を再生利用した独創的な廃棄物アート事業が注目を集めている。

 考案したのは、「Unique Eco(ユニーク・エコ)」と呼ばれるケニアの家内工業企業。この事業によって環境汚染を防ぐことができるほか、都市部と遠隔地にある村落の両方で女性や若者数千人の雇用も創出でき、一石二鳥の恩恵が得られるという。

 廃棄物の再生利用は、地球温暖化を抑制し、世界的な人口増加と過度の自然資源への依存で進む自然破壊を減らすことができる。また、雇用創出に繋がることから、特に発展途上国では、直面している様々な問題に対する確実な解決策となり得るとされる。(c)AFP