【5月6日 AFP】メキシコの保健当局は5日、これまでに新型インフルエンザ「インフルエンザA(H1N1)」による感染が確認された人数が942人、うち死者が29人に達したと発表した。

 メキシコのホセ・アンヘル・コルドバ(Jose Angel Cordova)保健相は同日、死者26人、感染者840人と発表していたが、その後、当局が声明を発表し修正した。

 また、保健当局は、過去数週間に呼吸器系の疾患で死亡した39人について、詳細な検査が実施されておらず、新型インフルによると疑われる死者数に分類されていることを明らかにした。

 コルドバ保健相は、「新型インフルによる死者の大半は20-39歳までの人びとで、最も最近に死者が確認されたのは4月29日だ」と述べた。

 メキシコ政府は6日から、企業や学校、観光施設などに出していた閉鎖の指示を徐々に解除する方針だ。こうした施設の閉鎖によるメキシコ経済の損失は23億ドル(約2260億円)に上ると見積もられている。(c)AFP

【参考】厚生労働省のホームページ