【5月3日 AFP】イラク北部の都市モスル(Mosul)近郊で2日、イラク陸軍の制服を着た男が小火器で米軍を銃撃し、米兵2人が死亡、3人が負傷した。米軍が発表した。

 発表によれば、モスルから南に約20キロの戦闘前哨地。銃撃した男は殺害された。

 モスルの警察によれば犯人は兵士で、モスルの南にあるイラク陸軍の訓練センターにあるモスクの指導者(イマーム)も務める男だという。

 独立系ウェブサイトicasualties.orgの情報に基づくAFPの集計によれば、米軍主導の多国籍軍がイラクを侵攻した2003年3月以降の米兵の死者は4283人になった。

 過去2年間でイラクの治安は改善してきたが、クルド人、スンニ(Sunni)派イスラム教徒、キリスト教徒が暮らすイラク第2の都市モスルではいまだに武装勢力による暴力事件が続いている。

 モスルでは米軍とイラク軍が数度にわたり武装勢力の掃討作戦を行ってきたが武装勢力の攻撃は続いている。米軍はモスルを、2007年にバグダッド(Baghdad)やイラク西部から敗走したイラクにおけるアルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力の最後の砦とみなしている。

 前年11月に米国とイラクが結んだ米軍地位協定(Status of Forces AgreementSOFA)によれば、イラク政府が要求すれば、米軍は6月30日の都市部からの撤退期限以降もモスルに駐留することができる。(c)AFP/Mousa Mohammed