【4月30日 AFP】アゼルバイジャンの首都バクー(Baku)の大学構内に30日、銃を持った男が押し入って乱射し、少なくとも13人が死亡した。
 
 事件の詳細はまだ明らかになっていないが、地元テレビ局の報道によると、市内にあるアゼルバイジャン国立石油大学(Azerbaijan State Oil Academy)で午前の授業中、男2人が乱射した。検察当局によると13人が死亡、10人が負傷した。

 ANSテレビによると、容疑者のうち1人は自殺した。一方、殺害された犠牲者には学生も教授もいるという。

 国営アゼルバイジャン通信(Azeri Press Agency)によると、警察筋では、乱射した1人は、アゼルバイジャン系でグルジア国籍を持つナディル・シルカ(Nadir Shirkha)容疑者だとみている。ほかの報道では、1人はシリア出身者との情報もある

 旧ソ連から独立した国の中でも石油資源に富むアゼルバイジャンで、事件の起きた石油大学は一流大学のひとつに数えられる。(c)AFP/Emil Guliyev