【4月25日 AFP】世界保健機関(World Health OrganisationWHO)のマーガレット・チャン(Margaret Chan)事務局長は25日、メキシコで人から人へ感染し60人の死者を出した豚インフルエンザの流行について、「深刻な状況」で「パンデミック(爆発的流行)の潜在力がある」と警告した。

 WHOのチャン事務局長は電話会見で、メキシコと米国で報告されている感染は「新たなウィルスが原因」と述べ、「深刻な状況であり、慎重な観察を続ける必要がある」と語った。

 また、この後の状況については「予測できない」と述べ、各国に「警戒を強めるよう」求めた。

 チャン事務局長は、「このウィルスは、明らかにパンデミックの潜在力を持っている」と語った。(c)AFP