【4月25日 AFP】インターネットのトラフィック計測を手がける調査会社ヒットワイズ(Hitwise)は24日、マイクロブログサイト、ツイッター(Twitter)の人気が、今年に入って世界的に急上昇しているとの報告書を発表した。特に今月中旬にアシュトン・カッチャー(Ashton Kutcher)とオプラ・ウィンフリー(Oprah Winfrey)が登場したことが、人気を押し上げたという。

 米トーク番組の人気司会者、オプラ・ウィンフリーは17日、「ツイッターデビュー」を果たし、わずか24時間で12万5000人が彼女をフォローした。現在は56万人以上がフォローしている。

 人気テレビ番組『That '70s Show』の出演者で、女優デミ・ムーア(Demi Moore)の夫でもあるアシュトン・クッチャーは17日、米ニュースチャンネルCNNをおさえ、初めて100万人にフォローされるツイッターのユーザーになるという栄誉に浴した。

 ヒットワイズのリサーチ・ディレクター、アラン・ロング(Alan Long)氏によれば、オーストラリアでのツイッターユーザー数は、今年初めと比べ1067%増という記録的な伸びを見せた。

 ニュージーランドでも今年に入ってこれまでにツイッターの利用者は3倍に増え、シンガポールでは人気ウェブサイトランキングの順位を239位上げてトップ50にランクインした。

 米国と英国でも、今週初めのツイッターのページビューのシェアは今年初めに比べ、それぞれ570%と621%の伸びを示したという。ロング氏は、「ツイッターは米国、英国と同様の成長パターンをそれ以外の国でも示している。まさに世界的な現象だ」としている。

 ツイッターを利用している著名人には、英国の俳優で脚本家のスティーヴン・フライ(Stephen Fry)、NBAのスター選手、シャキール・オニール(Shaquille O’Neal)、オーストラリアの俳優ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)、ツール・ド・フランス(Tour de France)で7度の優勝経験があるランス・アームストロング(Lance Armstrong)らがいる。(c)AFP