【4月24日 AFP】オーストラリア警察当局は24日、2008年11月に豪シドニー(Sydney)の川で遺体で発見された中国人移民男性の頭部レントゲン写真を公開し、男性が自動釘打ち機で頭部に多数の釘を打ち込まれて殺害されたとの見方を示した。

 この男性は中国人移民のChen Liuさん(27)で、08年11月1日にシドニーのジョージ(Georges)川で、カヌー遊びをしていた子ども2人に遺体で発見された。遺体はシートにくるまれ、ワイヤと電気コードが巻かれた状態で浮いていた。

 豪ニューサウスウェールズ(New South Wales)州警察当局が公開したLiuさんの頭部レントゲン写真には、頭部と首に打ち込まれた計27本の長い釘がはっきり写っている。

 警察は、遺体はLiuさんが所有していた新型レンジローバーで運ばれたとみて、死亡時刻前後に現場付近でこの車両を目撃した人物がいないか調べている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)紙によると、Liuさんは2000年にメルボルン(Melbourne)に移住し、その後シドニーに移ったという。(c)AFP