【4月23日 AFP】(写真追加)前年8月のパラグアイ大統領選挙で当選し、61年間続いた保守政権に終止符を打ち世界を驚かせた元カトリック教会司教のフェルナンド・ルゴ(Fernando Lugo)大統領(57)。今また、「婚外子」というスキャンダルで、紙面をにぎわせている。

 国民の絶大な人気を誇ってきたルゴ大統領だったが、この1週間に、2人の女性が子どもの認知を求めて以来、人気にはかげりが見え始めている。そのうちの1人、ベニグナ・レギサモン(Benigna Leguizamon)さんは20日、大統領が(婚外子を)認めなければ訴訟を起こしてDNA鑑定を求めると通告した。

 そして22日、新たに3人目の女性が、生後16か月の息子の父親は大統領であると名乗り出た。保育園の園長という39歳のこの女性は、地元紙ABCに対し、「わたしの息子はフェルナンド・ルゴとの関係で生まれた。わたしたちの関係は、大いなる愛と献身に支えられていた」と語っている。

 大統領は23日に予定されていた訪米を急きょ取りやめた。側近の1人は、その理由を「スケジュールの調整がつかなかったため」と説明しているが、背景にはこうした一連のスキャンダルがあると見られている。

 ルゴ大統領は、こうした訴えに対し、肯定も否定もしていないが、「法廷で求められれば、いつでも真実を述べる用意がある」と述べている。(c)AFP