G20デモで突然死の男性、死因は腹部出血 暴行の警官を聴取
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【4月18日 AFP】英ロンドン(London)で今月初めに開かれた主要20か国・地域(G20)の第2回緊急首脳会議(金融サミット)に抗議するデモの最中に突然死した男性が、倒れる直前に警官に警棒で打たれて地面に突き飛ばされていたことがビデオ映像から判明した問題で、17日、この男性の死因が腹部の出血であることがわかり、暴行した警官が故殺の疑いで現在取調べを受けている。
新聞販売員のイアン・トムリンソン(Ian Tomlinson)さん(47)は1日、ロンドンの金融街シティーで突然倒れ、死亡したが、この数分前に警官に警棒で打たれていた。シティー付近では同日、金融サミットに抗議するデモが繰り広げられていたが、トムリンソンさんはデモには参加していなかった。
トムリンソンさんの死因は、直後の1回目の検視では心臓発作だとされたが、17日に遺族の担当弁護士によって公表された検視法廷の報告によると、検察医が行った2回目の検視では腹部の出血が死因との結果が出た。
この発表の直後、「警察苦情処理独立委員会(Independent Police Complaints Commission、IPCC)」が、警官1人から事情聴取を行っていると発表。IPCCによるとこの警官は、すでに停職処分を受けている。
トムリンソンさんの事件をめぐり、英国では金融サミットにおける警察の警備方針に問題があったのではないかとの懸念が広がっている。IPCCにはこれまで、2日間のデモの間の警官の行動をめぐって150件近い苦情が寄せられており、うち約70件が過度の権力行使があったとの指摘だという。(c)AFP/Katherine Haddon
新聞販売員のイアン・トムリンソン(Ian Tomlinson)さん(47)は1日、ロンドンの金融街シティーで突然倒れ、死亡したが、この数分前に警官に警棒で打たれていた。シティー付近では同日、金融サミットに抗議するデモが繰り広げられていたが、トムリンソンさんはデモには参加していなかった。
トムリンソンさんの死因は、直後の1回目の検視では心臓発作だとされたが、17日に遺族の担当弁護士によって公表された検視法廷の報告によると、検察医が行った2回目の検視では腹部の出血が死因との結果が出た。
この発表の直後、「警察苦情処理独立委員会(Independent Police Complaints Commission、IPCC)」が、警官1人から事情聴取を行っていると発表。IPCCによるとこの警官は、すでに停職処分を受けている。
トムリンソンさんの事件をめぐり、英国では金融サミットにおける警察の警備方針に問題があったのではないかとの懸念が広がっている。IPCCにはこれまで、2日間のデモの間の警官の行動をめぐって150件近い苦情が寄せられており、うち約70件が過度の権力行使があったとの指摘だという。(c)AFP/Katherine Haddon