【4月1日 AFP】「超音速旅客機コンコルドが6月に再び空を飛ぶ」――31日、AFP通信がパリ航空宇宙博物館(Paris Museum of Air and Space)の話として配信したニュースに対し、博物館側が「エープリルフール(April Fool)の作り話だった」と慌てて訂正する騒ぎがあった。

 これに先だって、同博物館の広報担当者がAFPに対し、「コンコルドが6月のパリ国際航空ショーの際に2時間飛行する。乗客50人とパイロットはくじ引きで選ばれる」などと語り、この「ニュース」は同博物館のウェブサイトでも告知された。

 コンコルドは2000年の墜落事故を受けて、03年に運航を終了した。

 館長がAFPに明かしたところによると、「ニュース」の真意は、超音速旅客機の再開発構想への関心を集めることを狙ったもの。同博物館はコンコルドの再飛行を実現したいとの意向を示しているが、1回のフライトには200万ユーロ(約2億6000万円)の費用がかかるという。(c)AFP