【3月27日 AFP】米歌手マドンナ(Madonna)さんが、マラウイから2人目の養子を迎えるために、同国の裁判所に承認を求めることが明らかになった。

 マドンナさんの弁護士が26日に明らかにしたところによれば、マドンナさんは28日に同国に到着し、30日に裁判所に書類を提出する予定だという。

 マドンナさんはすでに同国からデービッド(David)くんを養子に迎え、2008年に裁判所から承認を受けている。これまでマドンナさんは、多くの人からデービッドくんにはマラウイ人の兄弟姉妹が必要だと言われてきたという。前週には、「マラウイの国民や政府が支持してくれれば、もう1人養子を迎えたい」と語っていた。

 マドンナさんの養子縁組に異論を唱えてきたマラウイの人権団体「Human Rights Consultative Committee」は、デービッドくんの養子縁組により、養子縁組法が整備されていない同国の状況を利用しようとする者が出てくる可能性があると主張している。

 マドンナさんはマラウイの孤児や恵まれない子どもたちを支援する慈善団体「レイジング・マラウイ(Raising Malawi)」を設立しており、首都リロングウェ(Lilongwe)から50キロほどの距離にある村で、この地域の8000人以上の孤児たちの世話をするコミュニティセンターを建設している。(c)AFP