【3月22日 AFP】アンゴラの首都ルアンダ(Luanda)の競技場で21日、同国訪問中のローマ法王ベネディクト16世(Pope Benedict XVI)が参加したカトリックの若者の集会で将棋倒しが発生し、2人が死亡した。

 現地の警察幹部がポルトガルのLUSA通信に明らかにしたところによると、21日正午(日本時間21日午後8時)ごろ、集会の会場となった競技場のゲートが開くと将棋倒しが起き、男性と女性各1人の若者2人がその場で死亡し、18人が負傷した。負傷者のうち8人は病院に運ばれた。事件の可能性もあり捜査も始まっているという。犠牲者の年齢など詳しい身元は分かっていない。

 この集会には3万人以上が集まっていた。バチカンの報道官は、事故の詳しい状況は不明で犠牲者の身元も明らかになっていないが、ベネディクト16世は22日、ルアンダで予定されているミサでこの事故に言及するだろうと述べた。(c)AFP/Martine Nouaille