【3月17日 AFP】(写真追加)ドイツ南西部レラハ(Loerrach)の税関当局は12日、スイス人が運転する自動車の中で、巨大なクモ164匹とそのえさとなるゴキブリが入った箱45箱を発見した。税関当局の報道官が16日、明らかにした。

 報道官によると、発見されたのはトタテグモと呼ばれる種類のクモで、ほとんどが「人のこぶしほど」の大きさだったという。このクモは発見当時、自動車内の箱やプラスチック製の袋の中でうごめいていたという。

 運転していたスイス人の男は、これらのクモをドイツ国内で売りさばこうとしていたが、適切な許可証を所持していなかったため、この企みは失敗に終わった。

 この男は、2007年にもまったく同じ場所で、ドイツ人の共犯とともに約1000匹のクモをドイツ国内に持ち込もうとしたところを阻止されている。

 男は税金詐欺容疑と自然保護法違反容疑で逮捕された。(c)AFP