【3月11日 MODE PRESS】フランス・パリ市内で9日、ステファノ・ピラーティ(Stefano Pilati)が手掛ける「イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)」が09/10年秋冬コレクションを発表した。

 毎シーズン人気のショーのひとつだが、今シーズンは会場をいつものグランパレ(Grand Palaivs)よりも小規模のパレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)に変更。ゲストの席数を絞ったものの、会場にはピラーティの親しい顔ぶれが並んだ。

 フロントロウには、女優カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)、モデルのクラウディア・シファー(Claudia Schiffer)、カニエ・ウェスト(Kanye West)と著名人が勢ぞろい。09年春夏のキャンペーンが好評を得ているシファーは、「すごい高所で、その上約38度の中で撮影したのよ。最高のスタントマンと大量の氷を使ったわ。でも、評判を聞くと、その甲斐があったみたいね」とコメント。

 モデルで女優のオードリー・マルネイ(Audrey Marnay)は、偶然にも新作と同じテイストの服で登場。エリザベス・サルツマン(Elizabeth Saltzman)や写真家マリオ・テスティーノ(Mario Testino)が、賞賛の視線を送った。「ドレスは自分で選んだの。まるで今発表された新作を着てるように見えてラッキーだわ」とマルネイ。

 しかし、会場で最も注目を集めたのは、女優サルマ・ハエック(Salma Hayek)とフランス人実業家フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)夫妻だ。2人への結婚祝いは何が良いかという話題について、ドヌーヴは「全てを所有している人に、何を贈ったらいいのかしらね」と冷静な一言。「ヴィジョネア(VISIONAIRE)」誌のスティーヴン・ガン(Stephen Gan)は、「何かイヴ・サンローランのものかな」と話す一方、ピノーと親しいカニエは「世界中のショーのフロントロウだね」とコメントした。(c)Fashion Week Daily/MODE PRESS

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