【3月9日 AFP】(一部更新、写真追加)北朝鮮で8日実施された最高人民会議の第12期代議員選挙で、金正日(キム・ジョンイル、Kim Jong-il)総書記(67)が100%の信任を受け再選された。投票率も100%だという。国営朝鮮中央通信(Korean Central News AgencyKCNA)が9日、報じた。
 
 金総書記は「第333号選挙区」から立候補したが、中央選挙委員会によると、同選挙区の有権者全員が投票を行い、全員一致で金総書記を信任した。333は、北朝鮮で縁起の良い数字とされている。

 選挙結果を受け、金総書記は最高人民会議で国家最高職となる国防委員長に再任される見通しだ。

 北朝鮮の代議員選挙は、1選挙区から立候補者1人を出す事実上の信任投票。国際社会では、金総書記の後継者問題をめぐって選挙結果に注目が集まっている。(c)AFP