【3月5日 AFP】インド独立の父マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)のトレードマークだった丸眼鏡などの所有者が5日、インド政府との話し合いで、オークションを中止して遺品をインドに寄付することで原則合意に達したと発表した。

 ガンジーの遺品の所有者、ジェームス・オティス(James Otis)氏は、AFPに対し、ニューヨーク(New York)のインド総領事館で協議し、オティス氏が眼鏡やサンダル、その他の遺品を寄付するかわりに、インド政府が低所得者向けの医療支出を拡大し、また遺品を国際的な展示会などに使用することで合意したと語った。

 米カリフォルニア(California)州で平和運動を行うオティス氏は、「インド政府はわたしの提案に合意したと聞いた。交渉担当者が承認を得るためインド本国へ問い合わせていた」と語った。

 インド政府からのコメントや確認は、今のところない。(c)AFP