【2月28日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は27日、リック・パリー(Rick Parry)氏がシーズン終了後に最高経営責任者(CEO)を退くことを発表し、ラファエル・ベニテス(Rafael Benitez)監督が新たな契約にサインする見通しとなった。

 クラブ上層部の混乱を露見するパリー氏の退陣は、自身が獲得を望む選手との契約失敗に不満を持っていたベニテス監督との関係悪化が招いた結果だった。

 ベニテス監督は、クラブや選手との交渉責任者であったパリー氏に代わって自身がクラブの移籍方針に大きな支配力を持つことを望み、新たな契約へのサインを拒んでいた。

 辞任もささやかれていたベニテス監督だったが、25日に行われた欧州チャンピオンズリーグ2008-09(UEFA Champions League 2008-09)決勝トーナメント1回戦の第1戦でリバプールがレアル・マドリード(Real Madrid)に1-0で勝利したことでうわさは一掃された。

 2005年のチャンピオンズリーグでチームを優勝に導いているベニテス監督は、権力争いに勝利した形となり、近日中に新契約に合意するものと見られており、自身のレアル・マドリード監督就任の報道には終止符が打たれることになる。

 クラブのウェブサイトに掲載されたトム・ヒックス(Tom Hicks)共同オーナーの声明では「リックのリバプール・フットボールクラブへのコミットメントは、この過渡期を効率的に乗り切ることを確実にしたいという彼の願望により総括された。我々は彼の力添えに感謝している。彼はいつまでも変わらずクラブの友人だ」と発表されている。

 1998年にリバプールのCEOに就任したパリー氏は、2018年のW杯開催を目指すイングランドサッカー協会(Football AssociationFA)の上級職に就くとうわさされる中、2008年11月にリバプールに残ることを表明していた。(c)AFP