【2月26日 AFP】米国務省は、25日発表した2008年の国別の人権状況に関する年次報告書で、北朝鮮の人権状況は最悪で、当局は収容所で誕生した新生児を殺害していると批判した。

 報告書によると北朝鮮当局は、「多数の」粛清を実行しているとみられ、反体制主義とみなされた人や脱北者のほか、外国人と接触しただけの市民も粛清対象となっている可能性があるという。

 報告書はまた、収容所の環境は過酷で命の危険もあり、拷問も行われていると指摘。中国へ脱北しようとして収容された女性の出産を禁じ、中絶を強要したり、新生児を殺害しているとしている。(c)AFP