【2月26日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)で25日、国境警備を主要任務とする内務省治安機関Bangladesh RiflesBDR)の本部施設内で起きた反乱で、同国のテレビ局「Channel i」は26日早朝、立てこもっていた反乱グループが武装解除を始めたと報じた。

 報道は内務省高官の話として、反乱を起こした兵士らがBDR本部施設内で、カトゥン(Sahara Khatun)内相に投降し始めていると伝えている。警察によると、内相は同日午前零時過ぎに警察長官とともに施設内に入り、武装解除を監視している。

 反乱グループは25日、給与や食料助成、休暇などの待遇改善を求めたBDRの要請を政府高官らが拒否したことを理由に、銃撃戦の末、人質を取って立てこもっていた。これに対し25日夜、ハシナ(Hasina Wajed)首相が反乱兵らに大赦を与えることを約束。事件発生から18時間後の武装解除となったもようだ。 

 一方、Kamrul Islam副法相は同日、施設内で人質となっていた兵士ら約50人が殺害された恐れがあると話した。(c)AFP