【2月26日 AFP】(一部更新、写真追加)オランダ・首都アムステルダム(Amsterdam)のスキポール(Schiphol)空港で25日、トルコ航空(Turkish Airlines)ボーイング(Boeing)737-800型旅客機が着陸に失敗して墜落し、オランダ当局や乗客などによると、これまでに少なくとも9人が死亡、80人以上が負傷した。負傷者のうち6人は重体だという。

 地元の市長は記者会見で、事故による死者は9人で、うち3人は乗員であることを明らかにした。一方、トルコ・イスタンブール(Istanbul)県のムアメル・ギュレル(Muammer Guler)知事は死者を10人と発表しており、情報が錯綜(さくそう)している。

 この旅客機は日本時間の午後6時半ごろ、主滑走路から500メートルほど離れた場所に墜落。機体が3つに割れた状態で、住宅やアムステルダムと郊外とを結ぶ高速道路の近くで停止したという。墜落直後、現場には救急車や消防隊が急行し、救助作業や遺体の収容作業が行われたという。

 トルコ運輸省関係者によると、事故機は現地時間午前8時22分(日本時間午後15時22分)にアムステルダムに向けイスタンブール(Istanbul)を発ち、外国人56人とトルコ人78人が搭乗していたものとみられているという。(c)AFP/Martine Pauwels