【2月25日 AFP】英ロンドン(London)のザ・モール(The Mall)で24日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)の母親で「クイーンマザー」と呼ばれ、国民に慕われている故エリザベス皇太后の銅像の除幕式が行われ、エリザベス女王夫妻、チャールズ皇太子(Prince Charles)夫妻ら王族が出席した。

 クイーンマザー像は、彫刻家フィリップ・ジャクソン(Philip Jackson)氏の作で、高さは2.9メートル。夫のキングジョージ6世(George VI)像の足下に立ち、ガーター勲章を飾ったローブ姿で、バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)の方角を向いてほほえんでいる。2人は、激しい空爆のあった第2次世界大戦中にもバッキンガム宮殿にとどまり、抗戦のシンボルとなった。

 像は夫同様に、51歳時の容ぼうが再現された。製作費200万ポンド(約2億8000万円)は、娘にあたるエリザベス女王の80歳記念硬貨の売り上げでまかなわれたという。

 式には、ゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相やクイーンマザーのかつての従者らも参加。チャールズ皇太子は「祝賀の気持ちと同時に、楽しいノスタルジアに浸った」と感想を述べた。

■国民に人気のあった「クイーンマム」

 クイーンマザーは1900年に生まれ、1923年に結婚。1936年からジョージ6世が肺がんで死去した1952年まで、連合王国(英国)の王妃の座にあった。最後のインド皇后としても知られる。

 第2次世界大戦中は質素な生活ぶりが称賛され、以後「クイーンマザー」「クイーンマム」の愛称で親しまれた。2002年に101歳で亡くなり、葬儀の日には沿道に100万人以上が集まって葬列を見送った。(c)AFP/Robin Millard