2010年冬季五輪開催地バンクーバー、頭を悩ませるギャング対策
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【2月24日 AFP】2010年2月の冬季五輪開催地として準備段階の仕上げに入っているカナダのバンクーバー(Vancouver)市は、ギャング対策に頭を悩ませている。
2月に入りバンクーバー市では、若い母親が子どもを乗せて車を運転中に射殺される事件があり、この際、カナダ治安相は同市について「カナダのギャングの首都」と呼んだ。日刊紙グローブ・アンド・メール(Globe and Mail)には「ギャング首都でまた銃撃」といった見出しが毎日のように並ぶ。
バンクーバーでは2月だけでも、客足の多いスーパーマーケットで2件の発砲事件があったほか、路上での銃撃事件は多数発生している。20日には男性がアパートのバルコニーから原因不明の転落死。このアパートには、警察がギャングとのつながりを指摘する別の男性が住んでいた。
警察によると、殺人事件の犠牲者の大半は「標的」とされた結果だが、一部は「誤った時間に誤った場所にいた」無実の市民だという。例えば2007年に発生した男性の射殺事件では、被害者は地元のギャングのメンバーが使用していた車とたまたま同じ型のトラックに乗っていたという。
誘拐事件も多発している。警察は20日、誘拐されていた18歳の中国人留学生を保護した。この事件では5人が逮捕されたが、犯人グループは中国にある学生の実家に身代金を要求していたという。
冬季五輪開幕まで1年を切る中、一連の犯罪が止まる気配はいっこうになく、メディアのトーク番組やインターネット掲示板には恐怖や怒りの声があふれている。
バンクーバー商工会議所(Vancouver Board of Trade)のDarcy Rezac会頭は「カナダの再犯率は世界で1、2を争う高さだ。再犯率の高さはカナダ全体でもコントロール不可能な状況で、バンクーバーでは危機的レベルといえる」と述べ、再犯者に対する厳罰処分の必要性を説く。
カナダ全土の自治体首長たちは、州検察官の増員を求めているほか、銃絡みの犯罪だった場合には保釈を禁じるように連邦刑法を変更することや、米国からカナダへ密輸される銃の流入抑止の強化などを要求している。(c)AFP/Deborah Jones
2月に入りバンクーバー市では、若い母親が子どもを乗せて車を運転中に射殺される事件があり、この際、カナダ治安相は同市について「カナダのギャングの首都」と呼んだ。日刊紙グローブ・アンド・メール(Globe and Mail)には「ギャング首都でまた銃撃」といった見出しが毎日のように並ぶ。
バンクーバーでは2月だけでも、客足の多いスーパーマーケットで2件の発砲事件があったほか、路上での銃撃事件は多数発生している。20日には男性がアパートのバルコニーから原因不明の転落死。このアパートには、警察がギャングとのつながりを指摘する別の男性が住んでいた。
警察によると、殺人事件の犠牲者の大半は「標的」とされた結果だが、一部は「誤った時間に誤った場所にいた」無実の市民だという。例えば2007年に発生した男性の射殺事件では、被害者は地元のギャングのメンバーが使用していた車とたまたま同じ型のトラックに乗っていたという。
誘拐事件も多発している。警察は20日、誘拐されていた18歳の中国人留学生を保護した。この事件では5人が逮捕されたが、犯人グループは中国にある学生の実家に身代金を要求していたという。
冬季五輪開幕まで1年を切る中、一連の犯罪が止まる気配はいっこうになく、メディアのトーク番組やインターネット掲示板には恐怖や怒りの声があふれている。
バンクーバー商工会議所(Vancouver Board of Trade)のDarcy Rezac会頭は「カナダの再犯率は世界で1、2を争う高さだ。再犯率の高さはカナダ全体でもコントロール不可能な状況で、バンクーバーでは危機的レベルといえる」と述べ、再犯者に対する厳罰処分の必要性を説く。
カナダ全土の自治体首長たちは、州検察官の増員を求めているほか、銃絡みの犯罪だった場合には保釈を禁じるように連邦刑法を変更することや、米国からカナダへ密輸される銃の流入抑止の強化などを要求している。(c)AFP/Deborah Jones