【2月22日 AFP】2008年の最低な映画や俳優を選ぶゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞、Golden Raspberry Awards)が21日発表され、マイク・マイヤーズ(Mike Myers)主演のコメディーとパリス・ヒルトン(Paris Hilton)が、それぞれ3冠を達成した。

 マイヤーズ主演のコメディー『愛の伝道師 ラブ・グル(The Love Guru)』は、あるアイスホッケー選手が私生活や選手生活の好転を狙ってミステリアスな伝道師に協力を求めるというストーリー。ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙が「88分中、80分は不要」と評したほどの作品で、マイヤーズのワースト主演男優賞に加え、作品賞、脚本賞を獲得した。

 一方のパリスは、英デーリー・ミラー(Daily Mirror)紙が「途方もないほど不快な作品」と表現した『ザ・ホッティー・アンド・ザ・ノッティー(原題、The Hottie and the Nottie)』でワースト主演女優賞とスクリーン・カップル賞に輝いたほか、カメオ出演した『REPO! レポ(Repo: The Genetic Opera)』で助演女優賞までも獲得した。

 そのほかの主要部門では、『マンマ・ミーア!(Mamma Mia!)』のピアース・ブロスナン(Pierce Brosnan)がワースト助演男優賞、ドイツ人監督ウーヴェ・ボル(Uwe Boll)が監督賞、『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)』がリメイク・盗作賞に選ばれた。(c)AFP