【2月18日 AFP】オーストラリア・クイーンズランド(Queensland)州のビジネス街で18日、ワニがタクシーにひかれて死亡する「交通事故」があった。

 事故があったのは、同州北西部マウントアイザ(Mount Isa)で、18日早朝、市内を走行していたタクシーが道路上にいた体長1メートルほどのワニをひいてしまったという。

 タクシー運転手から通報をうけた警察は当初、変人か酔っぱらいの作り話かと思ったという。

 オーストラリア放送協会(Australian Broadcasting CorporationABC)のインタビューに答えた警察官は「ワニは重傷で、助けようとしたが死んでしまった」と話した。

 警察によると、近くのムーンダラ湖(Lake Moondarra)にワニは生息しているが、市の中心部にワニが出没することは極めて珍しい。

 しかし、今月初めには、洪水による増水で湖などに住むするワニが道路に押し流され、州内の別の2つの街の警察は、車などを運転する際に注意するよう呼び掛けていた。

 そのうちの1つの街、タウンズビル(Townsville)では体長1.6メートルのワニが車にひかれる事故があった。このワニは数本の歯が折れて打撲を負ったものの、手当てを受け回復したという。(c)AFP