【2月18日 AFP】来日中のヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は17日夜、麻生太郎(Taro Aso)首相と会談した。

 時事通信(Jiji Press)によると、麻生首相は24日に行われるバラク・オバマ(Barack Obama)大統領との日米首脳会談について、「国際経済、世界金融など両国で負っていかなければいけない責任も大きい。そういう話をきちんとしたい」とクリントン長官に述べた。

 その後、クリントン長官は、民主党の小沢一郎(Ichiro Ozawa)代表とも会談した。会談後、小沢代表は記者団に対し、両者は現在の日米関係の重要性について一致したが、日米は、どちらかが一方的な行動を取ることのない、「対等なパートナーシップ」を模索する必要があることを主張したと述べた。

 小沢氏はまた、中国に関する日本側の不安にも言及し、「中国の民主化がいかにソフトランディングするかが、日米および世界にとって最大のテーマだ」と述べると、クリントン長官は「大変重要な洞察だ。日米中のトライアングルが非常に大事な関係だ」と答えたという。

 クリントン長官は麻生首相、小沢代表とのそれぞれの会談に先立ち、東京大学を訪れ、学生数百人とともにタウンミーティングを行い、気候変動やクリーンエネルギーなどのテーマについて討論した。(c)AFP/Lachlan Carmichael