【2月12日 AFP】オーストラリア南東部ビクトリア(Victoria)州警察は12日、前週末に同州チャーチル(Churchill)で21人が死亡した山火事の原因を放火と断定。また、街が全焼したメリーズビル(Marysville)の山火事についても、提供情報から放火による可能性が高いとして捜査を進めている。

 豪ABC放送(ABCAustralian Broadcasting Corporation)によると、州警察は「疑わしい行動がみられた」との理由で2人の身柄を拘束していたが、2人は同日釈放された。

 州都メルボルン(Melbourne)北東に位置するメリーズビルは、人口500人の景勝地だが、今回の山火事で街は全焼。15人の死亡が確認されているが、相次いで遺体が発見されており、犠牲者は100人に達する恐れが出ている。

 同国史上最悪の被害規模となった山火事は、これまでに181人の死亡が確認されているが、引き続き複数の遺体が発見されていることから、死者数は200人を超える可能性もある。(c)AFP/Amy Coopes