【2月12日 AFP】NFLで数多くの歴代記録を持つブレット・ファーヴ(Brett Favre)が11日、所属するニューヨーク・ジェッツ(New York Jets)へ引退の意向を伝えた。

 ファーヴは、今回は間違いなく現役を退くとしている。

 ファーヴは、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)で伝説的な記録を残して2008年に1度、引退を表明したが、2009年シーズンの開幕が近づくにつれて考えを変えた。パッカーズはすでに、ファーヴの代わりにアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)を中心とした、新しいチーム作りに着手していた。そのため、騒動はファーヴがジェッツにトレードされた2008年8月まで収まらなかった。ファーヴは健闘したが、ジェッツはシーズン終盤に失速し、9勝7敗の成績でプレーオフ進出を逃している。

 ファーヴは米スポーツ専門チャンネルESPNに電子メールで「ジェッツでの時間は短かったが、チャンスをもらえたことを誇りに思う」と伝えている。

 クォーターバック(QB)として269試合連続で先発出場しNFL記録を持つファーヴは、パス試投回数(9281回)、パス成功回数(5720回)、パス獲得ヤード数(65127ヤード)、タッチダウンパス回数(464回)、先発QBとしての勝利数(169勝)でもNFL記録を保持している。(c)AFP