【2月11日 AFP】インドネシア・西スマトラ(West Sumatra)州の村で、トラが家畜を襲うなどの被害が出ており、当局は対策としてわなや爆弾の使用を計画している。現地当局者が10日、明らかにした。

 動物保護機関の関係者によると、同州のHalaban村には前週から、絶滅の危機にひんしているスマトラトラ3頭が現れ、家畜を襲っているという。この状況に動物保護機関では、火薬を詰めた金属製のパイプを爆発させてトラを驚かせようとしているが、最終的にはわなを仕掛けて捕獲しなければならないかもしれないとしている。

 インドネシアでは、国内に世界最大級の熱帯雨林がいくつか存在する一方で、人間の居住地が森林などに拡大しており、トラが人の住む村などに被害をもたらすという問題が増加傾向にある。

 1月にはアチェ(Aceh)州で、違法伐採された区域に近くのジャングルからゾウが進入し、2人の女性がこのゾウに踏まれて死亡している。また、スマトラ(Sumatra)島でも同じ月、男性1人が2頭のトラに襲われ死亡している。

 自然保護団体の世界自然保護基金(World Wildlife FundWWF)によると、野生のスマトラトラは400頭を切っているという。(c)AFP