【2月10日 AFP】米カリフォルニア(California)州で8つ子を出産したナディア・スールマン(Nadya Suleman)さん(33)の母親、アンジェラ・スールマン(Angela Suleman)さんのインタビューが9日、米ニュースサイトRadaronlineにに掲載された。

 アンジェラさんは、すでに6人の子どもがいた娘が体外受精で出産すると聞いたときは「非常にショックだった」と告白した。

 ナディアさんは前月26日に8つ子を出産し話題を呼んだが、多胎妊娠のリスクを指摘する医療専門家らは出産を疑問視し、カリフォルニア州医事局(California Medical Board)も体外受精基準の観点から調査を開始した。

 元教師のアンジェラさんは、孫たちの養育への協力は惜しまないとしながらも、シングルマザーの娘が体外受精で8人も出産したことを喜べないという。

「8人も出産するなんて、道徳に反すること。娘は自分のしたことが、子どもたちやわたしにどんな結果をもたらすか全く考えていない。6人の子どもたちを育ててきて、わたしはもう疲れ切っているというのに」

 ナディアさんは、第1子を出産してから一度も職についていない。8つ子たちはまだ病院にいるにもかかわらず、寝室が3部屋ある自宅はすでに満杯に近い状態だとアンジェラさんは嘆く。

 またナディアさんが「ひとりっ子で寂しかったから、大家族が欲しかった」と話していることについても、アンジェラさんは「娘は十分に愛情ある家庭で育ったが、父親が彼女を甘やかしすぎた」と批判的だ。

 一方、ナディアさんの代理人、マイケル・ファートニー(Michael Furtney)氏によると、母親の批判について、ナディアさんは言及するつもりはないという。(c)AFP


radaronlineに掲載されたアンジェラさんのインタビュー(英語)