【2月4日 AFP】米歌手マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんとR&B歌手のリアーナ(Rihanna)さんが、盗作をしたとして、カメルーン人歌手に提訴された。

 パリ(Paris)市内の裁判所に訴えを起こしたのは、同地を拠点に活動するカメルーンの歌手マヌ・ディバンゴ(Manu Dibango)さん(75)。自作の曲のさび部分を盗作されたとして、50万ユーロ(約5800万円)の損害賠償を求めている。

 裁判所は訴状内容を審査し、17日に審理を行うか決定する。

 ジャクソンさんは既に、ディバンゴさんの1972年の曲「Soul Makossa」の一部を、1983年のアルバム『スリラー(Thriller)』に収録された「スタート・サムシング(Wanna be Startin' Something)」で引用したことを認め、和解している。

 しかしリアーナさんは2007年、悪意はなかったと思われるが、ディバンゴさんには許可を取らず、ジャクソンさんのみの許可を得て、ヒット曲「ドント・ストップ・ザ・ミュージック(Please don't stop the music)」に同じメロディーを用いた。

 ディバンゴさんの訴えとは別に、ディバンゴさんの弁護人は、問題が解決するまでソニーBMG(Sony BMG)、EMI、ワーナーミュージック(Warner Music)が当該CDの利益を受け取らないよう、フランスの司法当局に求めている。(c)AFP