スキー選手に見る「金融危機」事情
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【2月5日 AFP】トリッキーな斜面を無事滑り降りてゴールに飛び込んできたアルペンスキーの選手たちは、止まるやいなや、1台のテレビカメラに向かって一様に同じような動作を見せる。
タイムがどうあろうと、彼らは片方のスキー板を外して肩にひょいと担ぎ上げる。カメラが顔にズームインした時、スキー板にキスをする選手までいる。アルペンスキーの選手であり続けるためには必要不可欠なもの、スポンサーのメーカーを宣伝しているのだ。
実際、ゲートでミスをしてしまったスラロームの選手が、わざわざ斜面をよじ登ってレースを再開するという光景は、さほど珍しくない。ゴール直後の時間は、テレビの前の数百万人に、スポンサー企業を宣伝する貴重な時間でもあるのだ。
仏スキー用品メーカー・ロシニョール(Rossignol)のマーケティングディレクター、ミシェル・ヴィオン(Michel Vion)氏によると、世界的な金融危機のなか、同社が後援するスキー選手の数は減った。しかし、「一流選手たちには何ら影響はない」という。
例えば、オーストリアのスーパーGのスター選手、ヘルマン・マイヤー(Herman Maier)は、今年度は500万ユーロ(約5億7000万円)を稼いだと言われている。アルペンスキーW杯2007-08で総合優勝を果たした米国のボーディー・ミラー(Bode Miller)はそれ以上を稼いでいるとされるが、スキー用品メーカーのサロモン(Salomon)によると、ミラーが3年前にスポンサーを「Atomic社」から「Head社」に乗り換えた際に、スポンサー料が跳ね上がったという。Head社が北米市場の潜在性を見込んでのことだという。
その一方で、スキー用品の売上高は、この10年間で約半分の350万ドル規模にまで落ち込んでいる。サロモンは、確実に投資益が得られるオーストリア、イタリア、フランス、スイスといった市場に重点を置いていきたい考えだ。(c)AFP/Luke Phillips
タイムがどうあろうと、彼らは片方のスキー板を外して肩にひょいと担ぎ上げる。カメラが顔にズームインした時、スキー板にキスをする選手までいる。アルペンスキーの選手であり続けるためには必要不可欠なもの、スポンサーのメーカーを宣伝しているのだ。
実際、ゲートでミスをしてしまったスラロームの選手が、わざわざ斜面をよじ登ってレースを再開するという光景は、さほど珍しくない。ゴール直後の時間は、テレビの前の数百万人に、スポンサー企業を宣伝する貴重な時間でもあるのだ。
仏スキー用品メーカー・ロシニョール(Rossignol)のマーケティングディレクター、ミシェル・ヴィオン(Michel Vion)氏によると、世界的な金融危機のなか、同社が後援するスキー選手の数は減った。しかし、「一流選手たちには何ら影響はない」という。
例えば、オーストリアのスーパーGのスター選手、ヘルマン・マイヤー(Herman Maier)は、今年度は500万ユーロ(約5億7000万円)を稼いだと言われている。アルペンスキーW杯2007-08で総合優勝を果たした米国のボーディー・ミラー(Bode Miller)はそれ以上を稼いでいるとされるが、スキー用品メーカーのサロモン(Salomon)によると、ミラーが3年前にスポンサーを「Atomic社」から「Head社」に乗り換えた際に、スポンサー料が跳ね上がったという。Head社が北米市場の潜在性を見込んでのことだという。
その一方で、スキー用品の売上高は、この10年間で約半分の350万ドル規模にまで落ち込んでいる。サロモンは、確実に投資益が得られるオーストリア、イタリア、フランス、スイスといった市場に重点を置いていきたい考えだ。(c)AFP/Luke Phillips