【2月1日 AFP】イラク・ティクリート(Tikrit)で31日、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)米大統領(当時)に靴を投げつけたイラク人記者の栄誉を称える巨大な靴のブロンズ像が撤去された。現地関係者が同日、AFPに語った。

 ブロンズ像を建造した子どもたちの支援団体の事務局長は、「サラハディン(Salaheddin)州の知事から命令があったため、(イラク人記者)ムンタゼル・ザイディ(Muntazer al-Zaidi)氏を称える靴の像を撤去した」と述べた。

 故サダム・フセイン(Saddam Hussein)元大統領の故郷ティクリート(Tikrit)に完成し、29日に一般公開されたばかりの靴の像は、高さ3メートルで、中に低木の茂み(bush)が植えられ白い台座の上に置かれていた。イラク人アーティストLaith al-Ameri氏が製作した。

 ブロンズ像は、2003年3月の米軍のイラク進攻以降の戦闘や治安悪化で両親を失った子どもたちの支援団体の施設の庭に建造されていた。(c)AFP