【1月27日 AFP】米大リーグ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)で指揮を執るジョー・トーリ(Joe Torre)監督が、2007年シーズンまで率いていたニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアレックス・ロドリゲス(Alex Rodriguez)とゼネラルマネージャー(GM)のブライアン・キャッシュマン(Brian Cashman)氏を、出版される自伝「ザ・ヤンキー・イヤーズ(The Yankee Years)」の中で痛烈に批判していることが分かった。

 ニューヨーク・ポスト(New York Post)紙は、ロドリゲスがチームメイトから「詐欺師(A-Fraud)」と呼ばれ、チームの主将デレク・ジーター(Derek Jeter)に対して強い対抗心を抱いていたことを自伝でトーリ監督が暴露していると、伝えている。またロドリゲスは、クラブハウスで個人的な使い走りになる人物を置くように求めたともされている。

 チームとの確執によりヤンキースから退団したトーリ監督は、キャッシュマン氏も批判の的とし、2年契約を望んだ旨を同氏がチームの上層部に伝えるようとしなかったとしている。

 監督としてヤンキース史上2番目の勝利数を記録し、ファンから絶大な人気を誇り、ベンチ内では理想の父親とされていたトーリ監督は、ヤンキースで監督を務めた12シーズンの全てでチームをプレーオフに導き、4度のワールドシリーズ制覇を果たしている。(c)AFP