【1月27日 AFP】米イリノイ(Illinois)州シカゴ(Chicago)で、14歳の少年が警察官になりすまし、本物の警察官とパトカーに同乗して5時間も交通パトロールを行うという騒ぎが起きた。さらに、この少年は以前にも警察官に成りすましていた「前科」があることが明らかになった。地元メディアが26日、報じた。

 警察は、今回の事態を深刻な保安上の問題だとし、どうやって少年が警察無線や違反切符を扱い、疑われもせずに5時間もパトロールを行えたのかについて調査しているという。

 警察によると、少年は「14歳以上」に見えた上に、バッジと銃を除いて、シカゴ警察の完全な制服を着用していたという。

 少年が見つかったきっかけは、パトロールが終わり警察署で事務仕事をしている際に、ある警察官が少年が警察記章を着けていないことに気がついたことだったという。

 少年は、警察官になりすましたことについて無罪を主張しているというが、過去に少なくとも2回、シカゴ警察の制服を着用していたことがあるという。(c)AFP