【1月24日 AFP】3週間前に女児を出産しフランスで最も有名なシングルマザーになった、同国のラシダ・ダチ(Rachida Dati)法相が、与党・国民運動連合(UMP)内での支持を失い、閣僚を辞任する見込みであることが明らかになった。与党関係者が23日、明らかにした。

 大統領府や党の関係者がAFPに語ったところによると、ダチ法相は6月の欧州議会(European Parliament)選挙に出馬する予定で、当選した場合は法相を辞任する見込みだという。

 ダチ法相は、UNPのパリ(Paris)地区候補者名簿で第2位となっており、同選挙で当選し閣僚を辞任することは確実視されている。

 欧州議会の議員になることは、パリ第7区の区長という経歴と相まってUMP内でのダチ氏の影響力を強めることになるとの見方が強いが、複数の与党関係者は、ダチ氏の党内での人気は落ち、疎んじられていると指摘した。(c)AFP